ソウル一泊二日旅行〜フォルムにこだわる文化(カワイイ編)〜
ソウルで最初に行った街が弘大(ホンデ)なんですが…なんというか日本人も好むような「カワイイ」に溢れてて…なぜかゲーセンまであった。
「日本のキャラ好き狙いちゃうのん?」というツッコミを遮るように、韓国オリジナルのキャラもいる。
↑韓国焼酎に飲みつぶれてるキャラクター。…こいつはちょっと欲しかった…
↑弘大の豚肉料理店。
日本には「カワイイ絵をかける絵師」がたくさんいる、その点で韓国に負ける気はしないのです。しかし、そんなカワイイ絵がいわゆる「オタク業界」から外には出てこない。韓国にもそういう「リアルとオタクの壁」はあるんだろうけど、「カワイイ絵を使って一儲けしてやろう」という欲のほうが優っている、そのように感じる。
日本のオタクは「カワイイ道」を究めようとするあまり、その技術をどう使うかより、その美意識を極めることに重きを置きすぎたのかもしれません。
カワイイを趣味から芸術に昇華させたい、という意識が垣間見られるのも興味深い。梨花洞の「路上美術館」にその片鱗を感じた。
もともとレンガ造りの建物が多かった地域で、その壁を使って芸術活動をしている、というものらしい。
↑この羽根の間に立って写真を撮るとインスタ映えするそうです。
まあ…地域を巻き込む活動の常で、皆が賛成というわけではなく。この活動の目玉の一つだった「階段に絵を書いたアート」は塗りつぶされてた。
↑この階段全体を使った絵があったらしい。端っこの方の青いペンキがその名残。
↑この階段付近にあった看板。まあ…タバコとポイ捨てまでは付き合いきれんわな…。
ただ…いろんな意味で絵になるのかドラマにも取り上げられ、それ目当てであろう日本人観光客も結構いて。かくいう自分もそんな口の一人。見ていたドラマのヒロインの居宅、という設定の家は喫茶店として使用されていました。
美術的なセンスは全く無いから、その芸術的価値は全くわからないんだけど…こういう取り組みのおかげで、古い町並みであったり、古い城壁であったり、そこからの景色を見ることもできた。個人的にはありがたい取り組みでした。
↑路上美術館に向かうとき使った道。スマホの地図アプリがあればこそ歩ける道
↑侵入者に警戒心満載の猫。
↑古城壁から見る景色。斜面に張り付くように家を建ててます。
↑古城壁から望む北漢山方向。…登りたい…