ソウル一泊二日旅行〜フォルムにこだわる文化1(上意下達編)〜
朝鮮の文化の基本は「石像を彫る」ことなのかな、と。
↑景福宮〜光化門にかけて
朝鮮半島は花崗岩が多く、その関係で砂鉄からの製鉄もしやすい。製鉄を出来るだけの技術力・資金力があってこそ、軍事力を持つこともでき、そんな鉄を使って花崗岩を細工することも出来る。「立派な石像」が単なる偶像に終わらず、権力の裏打ちをしてきた。
↑東大門
↑東大門から続く古城壁
「権力」を持つもの(昔なら両班)が、持たないものにその差を「見せつける」ための手段として、昔は石が使われていた。
そして今も「権力」を持つもの(財閥)と、持たないものの差は存在していて、その差をどう埋めて一体感ある国を作るのか、がこの国の課題なのかもしれないな、と。
↑東大門デザインプラザ(DDP)。古城壁跡より内側にある
↑とんでもない量の荷物を運ぶバイク。東大門外の東大門市場ではこんなバイクでいっぱいだった。
↑泊まった東大門のホテル近くの歩道に並ぶ屋台。この通りの屋台のほとんどが衣料品を売っていた。
そして、韓国が「国内の差」を埋めるために使おうとしているのも、やはり「形あるもの」なんだろうな、と。
↑江南地区のショッピングモール・COEXに入居する図書館
↑ロッテ百貨店本店ヤング館・LINEショップにて
↑KAKAOフレンズストア 江南フラグシップストアにて。韓国ではLINEよりKAKAOの方がメジャー
↑(確か)仁川空港にて撮影。人の集まるところならどこでもこのトラとクマがいて、平昌冬季五輪を盛り上げようと活躍してました
韓流ドラマもたぶんこの流れにあるんだろうな、と。立場や文化の差があっても「愛さえあれば分かり合える」というテーマが多いのも、そういう「国民みんなが追いかけるストーリー」という共通の話題を提供することが、立場の上下関係なく求められているからこそなんだろうな、と。