期待と狂気のあいだの諦観
Netflixで「アグレッシブ烈子」が見られることを知り*1。
いまさらながらハマってみてたのだけど、その中にこんな感じのセリフがあった。
「会社ってのは、一人じゃできねえことをやるためにあるんだ」*2
多分、それは社会も同じくなんだけど…現実社会はアニメの世界や登場人物ほど強くない。
一人じゃやれない大量移動手段である鉄道会社の大減便ダイヤがTwitterの鉄道クラスタで話題となり、一方でそんな社会に対する恐怖心が暴走したとしか思えない悲劇が梅田の雑居ビルであったことをニュースアカウントが伝えている。
社会のメリットもデメリットも、社会の中でバランスよく共有しなきゃいけないし、個人の中でバランスよく共存させなければならない。でも、今それは明らかにうまく行っていない。
現状の報道を見るに復職支援プログラムを行っていた心療内科を狙った放火が惨事を生んだ、と推察される。
社会に復帰して社会のデメリットだけでなくメリットも受けたいという気持ちと、社会に期待したからこそ裏切られたと感じる気持ち、それらが心療内科という社会と個人のつなぎ目で交錯した結果が昨日の梅田の一件であり、最近頻発していると感じる”無敵の人”の行動なのでしょう。
気持ちは両方わかる。ただ…期待に報いるだけの余裕が社会にないのなら、希望を膨らませるより諦めた方が怒らずに済む分マシじゃなかろうか、というのが現時点での自分の気持ち。
人間が怖いなら…人間集団に近寄らないのが吉。
悲しいけど…シンプルな結末。