野ぶたのつぶやき

野ぶたの日々を淡々と

八重の桜 「第11回 守護職を討て!」「第12回 蛤御門の戦い」

長州が復権を目指して京に兵を向ける中、第11回で帝を京都から安全な場所に移そうとした佐久間象山が暗殺され、結局第12回で帝が京都御所にいるにも関わらず長州が京都御所に矢をかけた、そんな流れ。

 

長州としては第10話で長州方の要人が池田屋事件で一掃されており、なら会津に近い立場の佐久間象山を殺ればトントンでかつ長州有利になる。ではこの勢いに乗じて会津を撃て、という話。

一方、会津からみれば配下の新撰組が暴走したとはいえ敵の要人を一掃し、「これで長州もおとなしくなるか?」と思ったらかえって逆上した、という話。

 

どんな歴史書にも「歴史を変えたキーマン」というのが出てくるわけですが、そんな「歴史変化のキーマン候補」を殺したからと言って、歴史が変わらないとも限らない。大河ドラマ3週分を見れば「暗殺の不経済さ」が分かりそうなもんなんですが…いつの世も変革期に暗殺はつきもの。他の動物に”暗殺”に相当する行為は滅多にない(アリや蜂の雄殺しくらいか?)。人間の本能的かつ特徴的な欲望なのかもしれません。

※ちなみに同じ社会動物のイヌは、ボスから引きずり下ろされたイヌが新ボスに従えない場合、群れを離れて野良イヌになるとか。野良で生きられるバイタリティーがおらにもあればな~(苦笑)

 

さて、やっとこさっとこ隠れ主役の八重(綾瀬はるか)に恋話がでてきました。

周囲の勧める縁談に「とりあえずNOと言う」大河ドラマの模範解答を返してはいますが、この茶番は早々にカタが付きそう。

綾瀬はるかのようなビックネームがやってるから八重のことを忘れずに済んでますが、新人女優とかだったら存在を忘れかねない活躍しかしない主役ではあります(苦笑)