日本の外宣放送×中華圏の世界女優

「台湾出身の女優・リンチーリンが被災地を訪れる」という番組をNHK-BS1でやってたので録画して見た。

外宣放送であるNHKワールドで放送したもの、とのことで、言語は英語(副音声は日本語らしいのだが録画のせいか切り替わらなかった)。被災地関連の放送内容で、かつ知名度が高く知日派女優としても名を聞いたことのある出演者、という条件でなければ英語の番組なんて見なかったことでしょう。

多分、それはこの放送の主たる受信対象者にとっても同じ。フカヒレの主要産地である気仙沼の今を知ってもらうためには、ハリウッド映画にも出演し中華圏に広く名を知られたリンチーリンを使うのは有用な一手。「うまいことやってるな〜」と内心舌を巻く番組構成だった。

数年前に日本デビューも検討されてた、と噂される女優さんだからでしょう。簡単な日本語なら十分受け応えができてて。多少の遠回りや無駄な苦労くらいではびくともしない余力がある人だからこそ、世界で活躍できるんだな〜、と妙に納得した番組でした。