野ぶたのつぶやき

野ぶたの日々を淡々と

「人からの期待>>その人の力量」→School Days

ニコ動全盛期2007年の問題作アニメ「School Days」の最終回がGyaO!で配信されています。これといった年齢制限もかけずに(苦笑)

ニコ動で「誠市ね」の大合唱とともに見てた時とは違い、最初の方の回は冷静で。「丁寧に伏線貼ってるよな~」などと見ておれたのですが、回が進むごとに何らかの感情を持たずには見ておれない。実によくできたアニメであり、そういうアニメを作れる時代だったんだな、と改めて感じます。

 

作中で主人公の”誠”には多くの女性から山ほど愛情が投げかけられ、それを”誠”はただ流されるように受け取るだけでそれに真剣に応えようとせず、結果的に破綻を迎えるわけです。

「女性からの愛情」を「人からの期待」に置き換えた場合、果たして"誠"は他人事なんだろうか、と途中からそんな風にこのアニメを見てしまい、別な意味で「鬱アニメ」となってしまって…。

 

もし、作中で”誠”が最初に愛情を注いでくれた女性にだけ応えていたとしても、本当にちゃんと応えられるだけの力量を"誠"は持っていたんだろうか?いや、自身の力量を多く見積もり、より多くの愛情に応えるべくがむしゃらになって学んでこそ"School Days"なんじゃなかろうか?そんなことを鬱々と考えていた次第。

まぁ、どっちにせよ私の"School Days"はとうの昔に終わり、期待と力量のバランスもとうに破綻してるのは自明で、鬱になるのが遅すぎるってだけの話なんですが(苦笑)