「アニラジ」はアニメ好きを公言できない時代だからこそ成立したのかも?
中京から近畿への移動中、近畿中波局のアニソンリクエスト番組をカーラジオで聞いていた。二時間超の時間を聞いててもこれといって飽きない。まぁなんやかんやで自分はアニメが好きなんやろう、と再認識。
ただ、聞いてて一番胸に刺さったのはリスナーさんとの電話トーク。
二十年超のリスナーであるというその人は、そのラジオ番組との出会いを「アニメソングのリクエストができる番組だから」と言った。
二十年前、”サブカル”と分類される分野はそういう扱いだった。だからこそ、”サブ”を扱ってくれるメディアを重宝したし、そんな”サブ”扱いの彼/彼女らを"メイン"に押し出してやりたい、と思った。その感覚を、ラジオを聞きつつふと思い出した。
"メイン"が"サブ"を軽視する風潮は昔も今も本質的には変わらん。
ただ、そんな"メイン"の肩を持っていたメディアは弱体化したし、その最たる例がラジオなんやろな、と。
どっちゃかといえば、ラジオは"サブ"の肩を持っていたメディアだった、と個人的には思っているんですが…そんなラジオから淘汰が進むのが、今の現実なんでしょうね…。