野ぶたのつぶやき

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ソフトバンクのプラチナバンド展開についてしつこく一言

山と高原地図  37. 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2012

山と高原地図 37. 槍ヶ岳・穂高岳 上高地 2012

しつこいんだけど…なんかガッカリなんよね…。
こっちが密かに求めてたものと、あっちが提供したいものがずれてると分かってしまって…。

こっちが求めていたのは「とりあえずつながる」なのです。
それは東日本大震災の時に感じたことでもあるし、山に近いところにいるものとしての期待でもある。よく分からない道に入ってしまい「目の前にこんな岩とテープがあるんだけどどうすればいいんでしょうか?」的な電話を入れられてもどうもならんのです(割と実話)。
GPS機能が標準装備されてるスマフォなら結構どうとでもなる。日本の山岳地図最大手の昭文社さんがiOS向けにスマフォ対応登山地図を出していてGPS機能との連携表示もできる。iPhoneの普及で先行しているソフトバンクが山岳地での電波を改善すれば、割と大げさではなく人の命を救えるのです。

でもソフトバンクが提供したいのは「めっちゃつながる」みたいなんよね。
9月までのアンテナ設置予定を見るに、都市部のビル陰とかそういう場所を意識したとおぼしき立地が多く。山陰を意識した、とおぼしき場所のアンテナ設置は後回しになってる(山岳地近くの集落でもなぜか3G網のアンテナ設置が予定されていたりする)。
まぁ山岳地での電波が先行しているドコモも、エリアマップには「とりあえずつながる」的な場所は反映されていない。ソフトバンクも「エリアマップの見た目よりはよく届く」って可能性もあるんでしょうが…まぁ、この夏には間に合うまい、と思ってたりしますし、現実問題としてソフトバンクに期待するよりも、昭文社Android版の登山地図を発行する方が早そうな気はしてます。

個人的には、GPSがないとはいえiPodTouchに登山地図アプリは導入済み。ドコモのガラケーとドコモ網対応のポケットWi-Fiの二本体制で、緊急時の連絡は確保。なにより迷ってしまいそうな悪天候時に山へ行く意思がかけらほどもない。どうでもいい、っちゃいいのです。
ただいつどこで旅行者や登山者の世話になるかわからんくらい旅行には出るので、「俺以外の旅行者・登山者の便をおもんばかる」ことは結構すぐに自分へかえってくるのも事実。「商売だからしゃあないけど…残念だな~」というのがソフトバンクへの本音かもしれません。