野ぶたのつぶやき

野ぶたの日々を淡々と

2019-2020スキーシーズン総括

「記録的暖冬」と言われたこのスキーシーズンが、新型コロナウイルスにとどめを刺されるように終わりつつあります。

スキー復活2シーズン目の今シーズンは、そんな雪の状況に大きく左右されました。それを振り返ってみようか、と。

福井和泉スキー場福井県・滑走日数0日)

「滑走回数0回なら書かなくてもいいだろう」と言われそうですが・・・このスキー場のシーズン券を購入していまして・・・。

生まれて初めて買ったシーズン券だったのですが、記録的暖冬のためスキー場は数日しか営業できず。そのわずかな営業日が自分の予定と合わず、使えずじまいとなったシーズン券となりました。

ただ・・・このスキー場のシーズン券をもっていると提携スキー場のリフト券が半額になる、というアライアンス(スノーバーズクラブ)があり、この恩恵を大いに預かった上、今期シーズン券を持っている人間には来シーズンのシーズン券も送付してくれる、とのことなので・・・まあそれはそれでええかな、と思っています。

ブランシュたかやまスキーリゾート(長野県・滑走日数1日)

今シーズン最初に滑ったスキー場。こちらはスノーバーズクラブのスキー場。

そちら的にもシーズン初日なので中級者コースしか開いていない、という環境でしたが…まあなんとか対応。昨シーズンはかなり勇気をもって中級者コースに挑んでいたので…昨シーズンの成長が体に残っていることを実感できたスキー場となりました。

シーズン初日のおめでたムードを楽しませていただきました。

f:id:seisman:20200411200951j:plain

初日なのでマスコットも出動
f:id:seisman:20200411201018j:plain
f:id:seisman:20200411201032j:plain
ふるまいのリンゴ入りワイン

白馬五竜・47スキー場(長野県・滑走日数2日)

シーズン初めの12月と、最後近くの3月に利用。こちらもスノーバーズクラブ加盟スキー場。

白馬のスキー場の中でも早めに営業を始め、例年ならGWくらいまで営業してくれる、という意味で非常に興味があるゲレンデの1つ(今シーズンは4/12に営業終了予定)。実際昨シーズンも一度来ているのですが…いかんせん大阪から遠いので移動に体力を使ってきていることが多い上、霧が出ていることが割と多い。人によるのでしょうが…自分は霧の出るゲレンデでは車酔いのような症状が出やすい人。気になるのに…相性が良くないゲレンデ。

結局、2日とも半日くらい滑った時点で調子が悪くなり、今シーズンも真価を知れないで終わってしまった感があります。

調子の悪さなんて吹き飛ばせるような体力をつけて、いずれのんびり楽しみに来たいゲレンデです。

f:id:seisman:20200411202819j:plain

このあとすごく吹雪いたw

f:id:seisman:20200411202858j:plain

普通のカレーとチキンカレーのカツカレー。特にチキンカレーが味わい深い

夏油高原スキー場岩手県・滑走日数1日)

自分自身のスキーの始まりは、大学時代の青森県。東北のスキー場にはそれなりの思い入れがあります。

とはいえ、関西からはなかなか行ける距離ではない。まだまだどこも雪がなかった年末に十分雪があり、北東北のスキー場の中では比較的南にあるので行きやすく、スノーバーズクラブ加盟のスキー場でもある、といういろんな条件が重なり利用させてもらったスキー場。

まだまだシーズン序盤で1日滑り続ける体力も技術もなく、「もっと楽しめるはずなのにな~」とは思いつつも、たっぷりの天然雪の上を滑り、ゴンドラでは「むやみやたらにアウトドアスキルの高い東北のおんつぁま」が語る東北スキー場トークに耳を傾ける、という濃ゆい体験ができました。

あと…夜の星空は…めちゃめちゃきれいだった。駐車場含めて見晴らしがいいスキー場って西日本にはなかなかないので。

f:id:seisman:20200411205453j:plain
f:id:seisman:20200411205441j:plain
樹氷がきれいだった…

戸狩温泉スキー場(長野県・滑走日数1日)

スノーバーズクラブ加盟のスキー場。1月新年に行ったにもかかわらず、前日の夜は雨。そのあと雨が湿り雪に変わり、朝には重い雪がたっぷり積もるゲレンデに。

非圧雪の難易度の高いコースがあるのがウリなのですが…この日は手も足も出ず。そのはずみでスマホを落としてしまう、というおまけつき(なので写真がない)。

本来雪の多い地域で、首都圏・中京圏からも多くの客を集めるゲレンデ。インバウンド含め、スキー場といろんな付き合い方があるんだな、という面でも楽しめたゲレンデでした。

Yamaboku ワイルドスノーパーク(長野県・滑走日数6日)

今シーズン、最も楽しませてもらい、最もコケて、最も成長させてもらえたゲレンデ。シーズン券も安かったので取得。

夏は牧場にしている地形を、そのまま冬はスキー場に転用する、というスタイルで、決してゲレンデに向いている地形というわけでもないのですが、「なら・・・ある程度自由に滑っていいよ」と今はやりのバックカントリースキーにも乗っかっている。「目標はゲレンデを上手に滑ることではなく、山スキー」という自分には、非常に相性がよいスキー場でした。

あまりアクセスが良くなく(高速のICから山道含めて1時間)、非圧雪が多いことも含め滑る人を選ぶゲレンデ、ということもあり、人が少ない。だからコケても後ろに人がいることは少ない。だから気楽にコケられる。

ここの幅広な非圧雪雪面を、板に体重をしっかりかけながら滑る感覚、それを体感できたあたりが今シーズンの達成感MAXの瞬間だったと思います。

往年のゲレンデブームに乗っからず、地元の食堂がゲレンデ食を提供する。それがかえって味がありいい。あのローカル感含め…来年もどこかで味わいたいところです。

f:id:seisman:20200411213043j:plain
f:id:seisman:20200411213032j:plain
f:id:seisman:20200411213023j:plain

f:id:seisman:20200315112317j:plain

シチュー。本気で美味しかった…



開田高原マイアスキー場(長野県・滑走回数3回)

北信州のゲレンデは雪がいっぱいで、非圧雪に力を入れてるとこも多くて好みなのですが…いかんせん遠い。しかし、近畿のゲレンデは雪不足で壊滅状態、岐阜奥美濃は人が多すぎる…。

となったとき、木曽のスキー場はそこそこ近いのに標高が高くなかなか魅力的なのです。そんな木曽のスキー場の中で、一番よく行ったのがこのマイアスキー場。

標高が高い分、人工降雪機をフル活用して白馬に準ずる長い期間のゲレンデオープンを目指すスタイル。結構長いゲレンデを高速リフト2本で登り切れる効率的なゲレンデ構成。上半分が中上級向け、下半分が中初級者向け、というわかりやすさ。スキーを気持ちよく楽しむにはこれ以上ない構成。

ただ…非圧雪がそう多くない。「今日は楽しもう」と割り切れれば悪くないゲレンデ、という印象。

f:id:seisman:20200215084727j:plain
f:id:seisman:20200314160201j:plain

 

野麦峠スキー場(長野県・滑走回数1回)

木曽のスキー場の中で最も「玄人」が集まるスキー場、と評判のスキー場。

実際うまい人が多いのですが…それほど混むわけでもないのでそこまで後ろは気にしなくてもよいスキー場。

実は非圧雪コースもあって…結構広くて難しいのですが…非圧雪コースは自然雪頼み。自分が行ったときはたまたま直前に雪が降っていたので楽しめましたが…基本的には正統派のスキーヤーがターゲット、という印象。

景色がとにかくよくて、山賊焼きがうまい。ここが穴場である理由がよくわからんところはある。

f:id:seisman:20200306093430j:plain
f:id:seisman:20200306101542j:plain

f:id:seisman:20200306115034j:plain

山賊焼き。行ったら是非食べてほしい。

おんたけ2240(長野県・滑走日数1日)

木曽のスキー場の中では歴史があり規模も大きく、標高もあるスキー場。

ゲレンデの幅があるので、別な意味で後ろを気にせず滑れるゲレンデではありますが…行った時期が3月ということもあり、少々重たい雪だった。まあ…この時期に雪があるだけで御の字ではあるのですが。

広くて空いているので、初級者の人を連れてくるにはいいスキー場と思うが…コブが滑れない中級者にはなにを課題にすればいいか悩むスキー場になってしまった。

 

ちなみにこれがこのシーズン最後のゲレンデに。

コブのような細かい技術が必要な地形には対応できていないことを来季への宿題として実感させてくれたゲレンデになりました。

f:id:seisman:20200411231200j:plain
f:id:seisman:20200411231218j:plain
f:id:seisman:20200411231228j:plain

 

総括

(1)夏を越しても案外体は技術を覚えている

(2)冬シーズン初めの体力は夏シーズンの運動次第。昨シーズンの夏はサボりすぎた

(3)スキー板に体重をかけてコントロールすることはできた。

(4)板のどこに力をかけているのかを”おおざっぱには”把握できつつある

(5)スキー板のどこに体重をかけるか、を雪面状況に合わせてリアルタイムに対応することはできなかった。これは…自分には対応できないかもしれないが…一応来季への宿題

(6)この技術をどう冬山に生かしていくのか、という試行が来季後半の課題。まだ何が足りていないのか、を試しに行けるくらいの段階には達しつつあるように感じるが…。